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月がふたつ

月がふたつある。そう見えてしまった時点で、もう同じ自分ではない。

2

PEOPLE

40

MIN

ホラー

GENRE

STORY

用事を終えた帰り道、緋村は夜空に二つの月を見る。一つは見慣れた月。もう一つは、不気味な赤い三日月。隣にいる神谷は「見ないで」と制止し、緋村の身体に内在する認識補正器について語り始める。見えている世界はどこまで本物なのか。次に目を開けた自分は、今と同じ自分なのか。日常会話から存在の恐怖へ侵食する二人用SFホラー。

CHARACTERS

緋村(ひむら)男性
未知の存在や自分の身体へ、率直に疑問を投げかける。軽口や食べ物の話も交える人間らしい人物だが、二つの月を見たことで、自分の正体まで疑い始める。

神谷(かみや)性別不問
対象の観測と分析を担う、冷静な人物。危険を察知すると緋村へ「見ないで」と告げ、傷の処置や補正器の説明を行う。緋村からは友人だと思われていた。

PERFORMANCE GUIDE

演者向けの特徴

食事や月をめぐる身近な会話が、認識と存在を揺るがす恐怖へ変化していく二人劇です。好奇心と恐怖を表に出す緋村と、理知的に抑制しながら守ろうとする神谷の対比が中心。情報が明かされるほど関係性への疑念も深まり、終演後に解釈が残る構成です。

こんな方におすすめ

SFホラー、日常が静かに壊れる物語、正体や記憶について考察できる二人劇を演じたい方

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