君を失った未来から、まだ君に伝えていない言葉が届く。
2
PEOPLE
70
MIN
SF
GENRE
考古学と未解読文字を愛する大学職員・真冬は、ある日突然、日本語を理解できなくなる。
代わりに読めるようになったのは、正体不明の石板に刻まれた古代の記号。その文字に導かれた先は、文明が崩壊した別世界の未来だった。
そこで真冬を待っていたのは、想いを寄せる旭と同じ声、同じ顔を持つ謎の女性「アサヒ」。彼女が語るのは、もう一人の真冬が選んだ未来と、交わせなかった約束だった。
過去の後悔は、まだ何も失っていない自分へ届くのか。
二人分のコーヒーと、言葉にできなかった想いをめぐる、切なくも温かなSFラブストーリー。
宮路 真冬(みやじ まふゆ)/男性・36歳
大学のキャリア支援課に勤める職員。考古学と未解読文字を愛する、慎重で少し不器用な男性。旭を大切に思いながらも、自分の気持ちを言葉にできずにいる。正体不明の古代文字に導かれ、文明が崩壊した別世界の未来へたどり着く。
西島 旭(にしじま あさひ)/女性・30歳
社会人経験を経て、大学で考古学を学び直している学生。好奇心旺盛で、人の気持ちにも敏感。真冬の不器用さを愛おしく思いながら、彼が自分の言葉で一歩を踏み出すのを待っている。未来を「まだ誰も行ったことのない遺跡」と捉える、芯の強い女性。
老真冬/男性・真冬役との兼役
別の世界で長い歳月を生きた、もう一人の宮路真冬。過去の選択と旭を失った後悔を抱えながら、崩壊した世界でアサヒと暮らしてきた。若い自分へ、まだ起きていない明日のための言葉を残す。
アサヒ/女性・旭役との兼役
文明が崩壊した別世界の未来で、真冬を待ち続けていた謎の女性。旭と同じ声と顔、そして彼女の記憶の一部を持っている。しかし、長い時間の中で育まれた想いと望みは、彼女自身のものになっている。
演者向けの特徴
穏やかな日常会話から、文明が崩壊した別世界の未来へ展開するSF会話劇です。真冬と老真冬、旭とアサヒをそれぞれ兼役することで、同じ声の中にある年齢、経験、人格の違いをお楽しみいただけます。感情を大きく見せるよりも、沈黙や言葉の間、声の温度で切なさと余韻を届けたい演者に適しています。
こんな方におすすめ
SFと恋愛を組み合わせた物語が好きな方/一人二役の演じ分けに挑戦したい方/静かな会話の中で感情を積み重ねたい方/並行世界や未来の選択について考察したい方/切なさの中に温かな希望が残る作品を演じたい方
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